犬も食べられる秋が旬の野菜と果物
秋は気温の変化が激しい季節です。
季節の変わり目は、犬も体調を崩しやすくなります。日中は暖かいですが、朝晩は冷え込みますのでしっかり対策をしてあげましょう!
秋は犬の運動量も増え、食欲も旺盛になります。
そこで犬も食べられる秋が旬の野菜と果物をいくつかご紹介致します!
大根
大根は、ビタミン類やミネラルも多く含んだ野菜です。
生のまま与えると、消化酵素がでんぷんの分解を助け、胃もたれや胸やけを防ぎます。
≪大根の選び方≫
・全体に張りとツヤがあり、まっすぐ伸びて、太いもの
・持ったときにずっしりと重みがあるもの
・ひげ根の毛穴が浅く少なく、表面がなめらかなもの
・カットされている場合は、断面のきめが細かく、スが入っていないもの
かぼちゃ
かぼちゃは大根同様、ビタミン類やミネラル、食物繊維を多く含んでいますが、糖分が多いので、カロリーが高く繊維質も多いので、便が軟らかくなります。
わんちゃんにとっても、おいしいと感じる食材なので、与えすぎには注意して下さい。
≪かぼちゃの選び方≫
・緑色が濃く、ずっしりして重みがあり形が整っているもの
・ヘタのまわりがくぼんでいたり、ひびが入っていたり、乾燥しているもの
・カットされているものは、種がしっかりつまっていて肉厚で色が鮮やかなもの
さつまいも
炭水化物が主な成分のさつまいもですが、ビタミン類、ミネラル、食物繊維も多く含まれているので、便秘気味のわんちゃんにオススメです。ですが、かぼちゃ同様、カロリーも高く甘味も強いので、与えすぎには要注意です。
≪さつまいもの選び方≫
・皮の色が均一で鮮やかで、しかもツヤがあり、表皮に凸凹や傷、斑点がないもの
・品種により大きさは異なるが、見た目がふっくらとしたもの
・糖度が高いものは切り口にアメ色のみつが染み出てくるので、黒いみつの跡があるもの
梨
梨には、解熱作用や消化を助ける作用があるので、便通を良くする働きがあります。他にもクエン酸やリンゴ酸、アスパラギン酸、カリウムなどの成分が疲労回復に効果があります。
≪梨の選び方≫
・形が扁平気味で、どっしりと重みがあるもの
・青ナシは黄色みを帯びたもの、赤ナシは少し赤みがかったもの
・果実に張りがあり、固く締まっているもの
栗
炭水化物が主な成分の栗ですが、熱に強いビタミンCが多く含まれており、ミネラルやビタミンもバランス良く含まれているので、食べ過ぎには気をつけて、柔らかくなるまで加熱し、渋皮を取ってから食べさせてあげて下さい。
≪栗の選び方≫
・果皮にツヤと光沢があるもの
・ふっくらと丸みがあり、大きくずっしりと重みがあるもの
・虫食いの穴が無く、低温貯蔵で熟成されたもの
柿
ビタミン類だけではなく、タンニンというポリフェノールも含まれているため、老化防止作用(抗酸化作用)が高い食品です。
種が大きく、皮も消化しにくいので、小さく刻んで、果肉だけを与えるようにしましょう。
また、食べ過ぎると体が冷えて、下痢をしてしまうので、与えすぎには注意して下さい。
≪柿の選び方≫
・ヘタが果実に張り付くように隙間がなく緑色で、4枚揃っているもの
・形が整っていて、全体的に濃いオレンジ色のもの
・ずっしりと重みがあり、柔らかすぎないもの
リンゴ
リンゴには、ペクチンという食物繊維が含まれており、リンゴ酸には疲労回復、皮の部分には、抗酸化作用の高いポリフェノール、体内から余分な塩分を排出したり、利尿効果で腎臓病を予防するカリウムなどの栄養素が含まれています。皮は、農薬が残留している可能性があるので、皮を食べさせる時は、なるべく無農薬のリンゴを選ぶ事をオススメします。
≪リンゴの選び方≫
・果皮にツヤと張りがあるもの
・つるが太く、ピンと立っているもの
・ずっしりと重みがあり、香りが良いもの
野菜には、多くの食物繊維が含まれているため、便秘の解消が期待できます。
野菜は比較的にカロリーが低いので、食いしん坊で、太りやすい体質のわんちゃんには、野菜スティックなどをドックフードにトッピングして与えると、カロリーをカットすることも出来ます!
アレルギー症状には要注意!
野菜や果物をはじめてあたえる場合は、ごく少量からはじめてください。
ごくまれに早食いの吐き戻しとは別の嘔吐や食べ過ぎてゆるくなるのとは別の下痢、湿疹、腫れ、目の充血などのアレルギー反応をおこす場合があります。このような症状が現れたら病院ですぐに診察してもらいましょう!