与えてはいけない食べ物
いろんな食材がおいしいこの季節、一緒にいるわんちゃん・ねこちゃんも「一口頂戴・・・」と可愛い顔でおねだり、ついついあげたくなってしまいますね。
人が食べても平気でもわんちゃん・ねこちゃんにとっては最悪の場合、死に至る可能性のある食べ物をご紹介します。
玉ねぎなどネギ類
貧血でぐったりして呼吸が荒くなります。又、嘔吐・下痢・血色素尿(赤い尿)・黄疸・肝臓肥大などをおこします。
ハンバーグやタマネギの入っていたスープ、すき焼きの汁など、直接の物でなくても成分が溶け出しているので要注意です!
チョコレート・ココア・コーヒー等カフェインが含まれたもの
下痢・嘔吐・体温不調・多尿・尿失禁・ケイレンなどの原因になります。
特にチョコレートは、中毒を起こすと嘔吐・下痢・ふるえのほかに、急性心不全などを引き起こすなど最悪の場合死にいたる可能性もあり要注意です!
ぶどう・レーズン
嘔吐、下痢、腹痛、食欲不振などの症状が現れ、3~5日後には尿が出なくなるなど腎不全の兆候が現れます。
キシリトール
ぐったりする・痙攣・下半身が動かなくなる・意識を失うなどの症状を引きおこします。
さらに、肝障害を起こすこともありますので、ガムなどキシリトールが含まれている物は与えないようにしましょう!誤食にも要注意です。
万が一食べてしまった場合
万が一食べてしまった場合は慌てて吐き出させようとしたり、薬を飲ませたりすることは
避けましょう。
胃を圧迫して、無理やり吐かせるなどの方法もあるようですが、吐き出したとしても消化が始まっていた場合は意味がありません。
また誤った方法で処置を行ってしまうことによりさらなる危険を呼ぶ、あるいはその後の対処に大きく影響する場合もあります。
まずは、近くの動物病院へ行き、適切な処置を行ってもらいましょう。
迅速な対応が動物の命を救うカギとなるでしょう。
これらの食べ物を、多少食べても平気な子もいますが、逆に微量でも反応する子もいます。安全のため基本的には与えないようにしましょう。
最近ではお散歩中に道端に落ちているものを口にして命に関わるという事件も耳にします。お散歩の際も安易に落ちているものを口にしないように見てあげて下さい。
また、食べ物だけではなく自宅にある薬やアルコール、薬剤など、これらも口にしてしまった場合危険が伴います。
万が一に備えて、食べ物やこれらの保管場所、保管方法をもう見直してみましょう。
少しの予防や心がけでより人と動物が安全に暮らしていけるのではないでしょうか。