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Pet column ペットコラム

分離不安について

夏休みも終わりお出かけシーズンが落ち着き、皆さま学校やお仕事で家を空ける生活に戻りますね。
ワンちゃんたちはその間お家でお留守番をお願いすることもあるかと思います!

出かける前に過剰にほえたり、帰ると物を壊していたりなど、、、愛犬たちの問題行動が、、、もしかするとそれらは分離不安症かもしれません。


分離不安症とは

不安を感じ問題行動を起こすことを一般的に『分離不安』と言います。

≪問題行動の例≫
・外出時、必要以上に吠える
・物や家具などを噛んだりして壊す
・トイレと違う場所で排泄をする
・自傷行為(体の一部ををずっと舐める、噛む、掻く)
・落ち着かない、周辺を目的なく歩き回る
・飼主の後追い

こういった問題行動は人間がストレスを感じる以上に犬自身にもストレスがかかっています。
吠えたり激しい行動をとり心拍数も上がり、緊張状態が続くこともストレスの原因です。

 

このような行動の原因としては、

・過剰に可愛すぎたりほめたりしすぎている
・飼主と離れる恐怖、不安
・環境の変化(引っ越し、部屋の移動、騒音、留守番中の嫌な経験)
・幼少期の社会化の不足、他の犬と遊ぶ経験不足

などがあげられます。

 

分離不安症の治し方

分離不安症を治すには少し時間がかかりますが、少しずつ飼い主がいない状態に慣れさせていくしつけをすることが効果的です。

《適度な距離感の再構築》
適度な距離感を保ち、愛犬が自立して生活をさせるように導いてあげる
「犬を構いすぎない」ということが大切です!

・家に一緒にいても必要以上にベタベタしない
・犬の要求通りに行動する
・いつでも抱っこする、ごはんを一緒に食べる、お風呂トイレも一緒、などの過度なコミュニケーションは控える
・お留守番前にお散歩、運動をさせてあげる!
・外出30分前からは犬に注意を向けない。無視して何気なく出かける
・帰宅時、興奮して喜んで駆けつけてきても相手にしない、落ち着いてから触れ合う

その他にも、ほかの犬たちとの交流を深め社会性をもたせたり、動物病院での投薬療法などもあります!

 

分離不安の治療や訓練など大変に思うかもしれませんが、可愛い愛犬たちが留守番や離れてる時間を苦痛にならずストレスなくすごせる環境を整えることも大切です!

犬の分離不安症を解消し、飼主や人がいなくても落ち着いて安心して過ごし人間にとっても犬にとってもストレスフリーな生活を目指していきましょう。

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