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Pet column ペットコラム

ノミ・ダ二から愛犬・愛猫を守りましょう!

梅雨も過ぎ夏らしい季節の到来ですね。。。天気が良くなるとお散歩やお出かけが増えますね!
みなさま、ノミダニの予防はお済でしょうか。夏はノミやダニも多くなり行動も活発になってきます。
ノミやダ二の多くは草むらに潜んでいます。室内飼いだとはいえ、お散歩、お庭、ベランダなどでも寄生される可能性があります。


その他にも、同居のわんちゃん・ねこちゃんでうつしあったり、人が持ち帰ってしまうこともあるので、決して油断はできません!!またノミ・ダ二はさまざまな感染症を運びます。
ノミやマダニに刺された部位に皮膚炎が起こり、痒いのはもちろん、他にも様々なトラブルが起こります。ノミやマダニが多くの感染症を運んできて、中にはひとにも感染してしまう病気もあるのでとても厄介です。

どんな病気があるか少しご紹介します。

 

①貧血(ノミ・ダニ)

ノミやマダニは寄生し動物の血を吸っています。
1匹が吸血する量はわずかですが、大量に寄生すると貧血となることがあります。
早めの発見が大切ですので日頃のシャンプーやブラッシングなどをして気をつけてみてあげましょう。

 

②ノミアレルギー性皮膚炎(ノミ)

ノミアレルギー性皮膚炎は、犬の体表上に寄生したノミの唾液や体の一部に対してアレルギー反応を起こすことで発症する病気です。ノミに何度も刺されたりすることで発症しやすくなりますが、特にアトピー体質の犬や食事アレルギーを持つ犬は、ノミアレルギー性皮膚炎を生じやすい傾向があります。
強い痒みを伴い少数の寄生でも症状が出るようになりますのでノミ予防は非常に重要です。

ヒトにも感染する病気もあります。

 

③重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(ダニ)

マダニに咬まれてうつる危険な感染症です。
近年、中国で流行が見られている疾患で、 2011年に初めて原因ウイルスが 特定された新しい感染症です。症状は、発熱と嘔気、嘔吐、下痢などがみられます。ウイルスを持ったマダニに刺されて感染すると考えられています。現在のところ、有効な抗ウイルス薬やワクチンはありません。

SFTSにかからないためには、マダニに刺されないように注意することが必要です。
マダニの生息するような場所(草むらや藪など)アウトドアに連れて行かれる場合には、なるべく肌を露出しない服装でいくことをおすすめいたします。

このウイルスを運んでくる「マダニ」は特殊なマダニではなく、日本全国の普通の草むらに生息していますので、お散歩中のワンちゃん、ネコちゃんに寄生することもあります。

ペットと暮らす皆さんにとって、とても怖い感染症ですが、日頃の予防から防げる病気ですのでまずはペットを守ることで、ご家族の安全も守りましょう!
ちなみによく市販されているものは医薬品ではなく効果もあまり期待できるものではないので、動物病院で処方されるお薬を使うことをおすすめします!

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