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Pet column ペットコラム

実は予防できる!!!ワンちゃんの涙やけ

目をやたらと掻いたり、しょぼしょぼしたりする様子はありませんでしょうか?
涙がたくさんでたり、目の下が涙で濡れてしまっているというようなことが起こったら、こちらはワンちゃんの涙やけのサインです。
しかしこれらは私たちが注意・予防することにより改善することが出来ます!

今回はその気になる涙やけについてご紹介いたします。


涙やけとは文字通り大量の涙が原因で起こります。

涙は通常【涙腺】→【涙管】→【鼻】へと排出されますが、何らかの原因により、涙が過剰分泌されることにより涙が流し続けているという状況になります。

その結果、目の周りにたまった涙が赤茶色に変色して涙やけになっていくという症状です。

季節で涙が出る花粉症や食物アレルギーによるもの

環境の変化や、人間も苦しむことのある花粉症はワンちゃんも同様で苦しみます。
ある時今まで食べていたフードが年齢的に合わなくなることがあります。
また、添加物や高タンパク・油分が多いものや保管状態が悪く酸化してしまったものは、涙や被毛の症状が起こりやすくなります。

体内の水分不足

体内の水分が足りないと尿が出なくなり、体内にたまっている老廃物は汗や涙となって排出されるようになります。濃い黄色の尿は水分不足の証拠です!

鼻涙管トラブルによるもの

通常涙は鼻涙管を通って目から鼻に流れていきます。しかし、生まれつきこの鼻涙管が狭かったり、閉塞している子も中にはいます。

運動不足によって代謝が悪くなり体液の流れが悪くなる

今年の夏のように猛暑日が続くとお散歩にもなかなか行かなくなると思いますがワンちゃんは適度な運動がとても大切です。
また、高齢になるにつれて、家の中で動かないということもあると思いますがマッサージなどをして身体の筋肉を動かしてあげましょう!!

目に毛が入ることによってのトラブル

目に毛やごみが入ることにより、刺激を与えてしまい涙が大量に出ることがあります。
放っておくとパグやシーズーなどの毛が硬い子は角膜が傷つきやすい為、目に色素沈着を起こしてしまう恐れもあります。

 

これらの治療・対策方法としては

◆季節で涙が出る花粉症や食物アレルギーによるものはフードをその子に合ったものに変えてあげることが大切です。今食べているフードがたんぱく質・添加物・脂質が多くないかチェックしてみましょう!

◆体内の水分不足は定期的にきれいなお水に変えてあげましょう!外出時の水分補給もお忘れなく!

◆鼻涙管トラブルによるものは動物病院で涙管の洗浄を行ってくれるところもあります。
重度の場合は手術を行うこともありますが、一度かかりつけの病院で診察してもらうのも対策のひとつです。

◆運動不足によって代謝が悪くなり体液の流れが悪くなることもありますが、適度のお散歩はワンちゃんにとってもストレス解消のひとつになります。お散歩が難しい場合は筋肉のマッサージをしてあげてみてください。血液の流れを良くしてあげましょう!

◆目に毛が入ることによる目のトラブルは濡れたコットンやガーゼなどの低刺激のタオルで定期的にふき取ってあげることです。
ふき取りが難しい場合は、定期的なトリミングをしてあげ、目周りを清潔に保ちましょう。
特にプードルやマルチーズ、シーズーなどの目の周りの毛が伸びやすい子は注意です!

 

最後に、
涙やけは遺伝子的なものの場合もありますが、私たち飼い主が環境や食事を気をつけてあげることによって改善する場合もあります!大切なワンちゃんの視界や目周りを清潔に保ってあげましょう!

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