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Pet column ペットコラム

知っていてほしいSFTSという病気!

春は気温も高くなり、外でも過ごしやすい季節ですね!
農作業やレジャーなどで森林や草むらなどに入ることも多くなると思います!
温かくなると活発に動き出すのはノミやダニの寄生虫です!

そこで皆さんに是非知ってていただきたいのは近年、感染被害の報告が多くなっているSFTS(重症熱性血小板減少症候群)という病気です。

最近話題なっている「新布尼亞病毒(新型ブニヤウイルス)」はSFTSウイルスのことのようであり、そうだとすると既知の感染症ということになります。


SFTSとはどんな病気なのか?

人がSFTSウィルスを保有するマダニに噛まれ発症する病気です。

症状

噛まれてから6日から2週間程度で発熱、嘔吐、腹痛、下痢、頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、下血など様々な症状を引き起こします。
重症化した場合は死亡することもあります。

この感染症の治療法は、現在では特効薬やワクチンなどがないため、発熱に対して解熱薬、吐き気に対して制吐薬など、対症療法が中心となります。

予防法

予防法としては、マダニに咬まれないようにすること!がもっとも重要です!

春から秋にかけてマダニは活発になり森や草むらに生息しているので、農作業やレジャー、野山をハイキングする際には、半袖や足などの露出を控えた格好をオススメします。

 

最近では、厚労省や国立感染症研究所によると、西日本に在住の女性が昨年、衰弱した野良猫を動物病院に連れて行こうとして手を噛まれ、数日後にSFTSを発症し10日後に死亡していたと発表しています。

女性がダニにかまれた形跡はなく、野良猫が最初に感染し、猫にかまれたことが原因とし、女性にうつしたとみており、猫からヒトへの感染事例が明らかになるのは初めてだそうです。

これらから本来は「マダニ→ヒト」経由で感染する病気ですが、「マダニ→犬→ヒト」「マダニ→猫→ヒト」のように間に動物が介在するパターンでの感染もありうることがわかりました。

ペットを飼っている方々にとっても他人事とは言えないかも知れません。ですので、愛犬愛猫の健康面だけでなく、私達人間のSFTSなどの感染症の予防の為に常日頃のノミダニ予防対策が大切です!!!

 

愛犬愛猫のノミダニ予防がなぜ大切かと言いうと、犬や猫の血を好み、吸血しながら成長し繁殖を繰り返します!
ノミは驚異的なジャンプ力がありお散歩中など地面により近いので草村などから、いつの間にか飛び移られそのまま自宅に持ち込んでいることが多いからです。
ダニも一度犬の体に寄生し家に入り込んでくれば、一定期間吸血し散歩のときに犬の体から離れ再寄生のチャンスを狙ったり産卵します。

愛犬などに虫が見つかり自宅で繁殖してしまうと、SFTSはもちろんその他の人間と動物たちの病気のリスク上がります。

ですので愛犬愛猫たちへノミダニ予防薬は動物病院で処方される効果がちゃんと期待できるものして、みんなの健康を守っていきましょう!
日頃の定期的な美容なども早期発見につながりますのでオススメいたします!

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